「グッバイ、ドン・グリーズ!」の感想・評価
2022年2月18日(金)から「宇宙よりも遠い場所」(通称:よりもい)の、いしづかあつこ監督/脚本のアニメーション映画「グッバイ、ドン・グリーズ」が上映中です。
「宇宙より遠い場所」(よりもい)の評価が高かっただけに、そして「MADHAUSE×いしづかあつこ×吉松孝博」を売りにしているだけにどうしても「よりもい」との比較になっちゃいますね。
観た感想としてはどうだったのか?
「グッバイ、ドン・グリーズ!」のお勧め度は★3.0です!
結論から言えば、悪くはなかったけど傑作ではなかった。(個人の見解)って感じです。
ビジュアル・作画は良かったです。
特にアイスランドの自然は凄く美しい風景でした。
キャラデザは、吉松氏らしさは出ていた感じです。よりもいっぽい感じ。
音楽は悪くはなかった。
でも
もっと違うストーリー展開を期待していたんだと思います。
こんな方にお勧め!
・アニメーション映画が好きな方
・いしづかあつこ作品が好きな方
・青春ものが好きな方
逆に上の様な要素があると苦手っていう方には向いていないかもです。
そうそうたるキャストです
●鴨川朗真(ロウマ)
CV;花江夏樹/「ダイヤのA」の小湊春市、「凪のあすから」の矢島光、「四月は君の嘘」の有馬公生、「東京喰種トーキョーグール」の金木研。どれも主人公。
●御手洗北斗(トト)
CV;梶祐貴/「進撃の巨人」エレン・イェーガー、「僕のヒーローアカデミア」の轟焦凍、「ワールドトリガー」の三雲修など、主人公か準主人公役ですね。
●佐久間雫(ドロップ)
CV;村瀬歩/「ハイキュー!!」日向翔陽、「将国のアルタイル」のマフムートなど
●浦安千穂里(チボリ)
CV;花澤香菜/<物語>シリーズの千石撫子、「ニセコイ」の小野寺小咲、「鬼滅の刃」の甘露寺蜜璃、などなど
私的にもっとも気になったのは…次の一点。
「宇宙より遠い場所」(よりもい)の成功体験にとらわれ過ぎた?
少なくとも「よりもい」にかなり影響を受けていることは間違いないですね。
「よりもい」と「ドングリーズ」をすっごく大まかに対比してみましょう。
共通しているのは
冒険、青春、主人公格の生徒の孤独、
主人公のチーム 女子高生 4人 vs 男子高校生3人
目的地 南極 vs アイスランド
目的として○○に会いに行く。
視聴者が求めていたのはまったく違うストーリーなのでは?
少なくとも私はそうでした。
いしづかあつこ監督がこれまで描いていたのは「アオハル」もの。
「さくら荘のペットな彼女」、「ノーゲーム・ノーライフ」、「ハナヤマタ」、「プリンス・オブ・ストライドオルタナティブ」などいしづかあつこ監督の作品は原作ものでも
「宇宙より遠い場所」はオリジナルストーリーでも、やはり青春モノでした。
過去のいしづかあつこ監督作品の解説はこちらのリンクでご覧ください。
例えば、麻枝准(だーまえ)のオリジナルアニメでみると。
「Angel Beats!」、「Charlotte」、「神様になった日」
この3作品ともに元々泣きゲー出身のだーまえの世界観を醸し出しながら全く違うストーリーで先の読めない展開でした。
とか名作アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)の製作チーム、超平和バスターズの作品
「心が叫びたがってるんだ。」、「空の青さを知る人よ」も超平和バスターズらしさを出しつつそれぞれが別の世界観を演出していました。
やっぱり、オリジナルアニメは監督の世界観はもちつつ、まったく違うストーリー展開! それを期待しているのです
と思うのです。
「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」で見せたド迫力の演出が欲しかった!
そう思います。
とりあえず、こちらに「グッバイ、ドン・グリーズ」公式HPへのリンクをしておきました。
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